M&A詐欺の手口

先日、テレビ東京のガイアの夜明けという番組で「ルシアンホールディングス」という企業が買い手となったM&Aに関する問題が取り上げられていました。こうした事例については、半年ほど前から、各地の事業承継引継ぎ支援センターから報告があり、注意喚起も行われていましたが、実際にどのような問題が発生しているかについて、わかりやすい動画がYoutubeに上がっているので2つほどご紹介します。

具体的な問題としては、「買収企業から資金を吸い上げる」、「元経営者の銀行保証を外さない」といったケースが多く見られます。前者についてはさておき、後者は通常では考えられない事態です。ただし、中小企業のM&Aにおいては、契約書が適切に作成されていない、または契約内容が守られないということもよくあります。公的機関でも、契約の終了まではサポートしても、その後のクロージングまでをきっちり確認するケースは稀です。ですから、M&Aを検討している経営者は、最低限のリスク回避を図るために、実行前には、信頼できる金融機関などからのアドバイスを受けることをお勧めします。

M&A仲介で「詐欺まがいの悪質手口」が横行、“ルシアン事件”を追う記者たちが明かす事件の核心【M&A仲介 ダークサイド】(ダイヤモンド公式チャンネル)

【ルシアンHD事件】M&A詐欺の衝撃手口!仲介の責任は?どうしたら防げた?徹底考察(STRコンサルティング)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です